CBDはいつまで使える?賞味期限と保存方法を分かりやすく解説!
リラックス効果や安眠などの効果が得られるCBD(カンナビジオール)は近年注目を集めており、日本でも使用する人が増えています。
もともとは欧米のヘルスケアとして注目を浴びてきましたが、日本でも芸能人の使用やSNSの影響もあり、女性を中心に広がっています。
CBDとは大麻草に含まれる成分の一種で、オイルやプロテインなど、様々な製品タイプや方法で摂取することができます。
その一方で、使用を続けていると「賞味期限や保存方法が気になる」という意見もあります。
例えば、CBDオイルは1日数滴しか摂取しないため、1本のオイルボトルを使い切るのに約1~2ヶ月間かかります。
そこで今回は、CBDの賞味期限や適切な保存方法をご紹介します。
購入できるCBD製品の種類
まずは、CBD商品の種類についてご紹介します。
日本で市販されているCBD製品はたくさんの種類があり、最も多いのはオイルタイプの製品です。
他にも、リキッド、ワックス、グミ、カプセル、パウダー、飲料、バームなどがあります。
CBDの使用方法
CBD製品はたくさんの種類がありますが、これらの商品は使用用途に応じて使い分けることが重要です。
例えばオイルの場合、舌の裏側にスポイトで垂らす舌下摂取という方法や、ドリンクやフードに数滴垂らして摂取する方法があります。
そのため、屋外でCBDを摂取する方には向いていないかもしれません。
グミやカプセルは口から気軽に摂取することができ、持ち運びも簡単です。
リキッドやワックスは、専用の器具(電子タバコなど)を使用して摂取するため、喫煙所を探す必要があります。
上記のように摂取方法もそれぞれ異なるので、ご自身の使用用途や使用場面に合った製品を選ぶようにしましょう。
CBD製品の種類について詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせて参考にしてください。
CBDでスキンケアも可能
また、CBD化粧品やCBDクリームなどのスキンケア製品もあります。
なかには美肌効果があるCBD製品もあり、女性を中心に人気の商品になっています。
毎日のお手入れとしてCBD製品を取り入れることができるのでおすすめです。
CBDの賞味期限について
ここまででCBD製品の種類についてご紹介しましたが、それぞれ賞味期限は異なります。
商品を選ぶ際には、まず賞味期限を確認してみてください。
ここでは、賞味期限の確認方法についてご紹介します。
商品のパッケージを確認する
CBDオイルを始め、CBD製品のパッケージには、賞味期限が記載されていることが多いです。
また、商品によっては商品パッケージに開封後の注意点や保存方法が明記されていることもあります。
商品パッケージに賞味期限や保存方法の記載があれば、その指示内容にしたがって使用および保管してください。
また、ネットショップで購入する際は、ネットショップの商品画面に賞味期限や含有成分などの記載があります。
賞味期限やその他にも不明なことがある場合は、カスタマーサポートに問い合わせてみてください。
賞味期限が書かれていない場合について
特に海外の製品に多いのですが、製品によっては賞味期限が記載されていないこともあります。
このような場合は、以下の製品タイプごとの賞味期限の表を参考にしてください。
こちらの表はあくまでも目安なので、賞味期限や保管方法で気になる場合は各メーカーに問い合わせてください。
製品タイプ | 賞味期限 |
---|---|
CBDオイル | 製造日から約1~2年 |
CBDグミ | 製造日から約1年 ※食品なので、開封後は早めに召し上がってください |
CBDキャンディー | 製造日から約1年 ※食品なので、開封後は早めに召し上がってください |
CBDバスボム・バスソルト | 製造日から約1年 |
CBDカプセル | 製造日から約1年 |
CBD化粧品 | 使用期限の記載がない商品は未開封のまま保管されていれば、3年間は使用できます ※使用期限がある商品は期限にしたがってください |
CBDプロテイン | 製造日から約1年 ※食品なので、開封後は早めに召し上がってください |
CBD製品の保存方法について
次に、CBD製品の正しい保存方法について解説します。
保存方法が間違っていると、消費期限よりも早くに製品がダメになってしまう可能性があります。
ぜひ参考にしてください。
CBDオイルの保存方法
CBDオイルの保存方法について解説する前に、まずはCBDオイルの性質について理解しておきましょう。
そもそも、CBDオイルとは大麻草に含まれている100種以上の生理活性物質カンナビノイドの中にあるCBD(カンナビジオール)を中心に抽出したオイルです。
ココナッツオイルから抽出された中鎖脂肪酸であるMCTオイル、オリーブオイル、またはヘンプオイルにCBDオイルを混ぜたものが製品として販売されています。
CBDオイルは強い日差しを浴びると酸化し、カンナビノイドという成分が分解されてしまい体内で機能しなくなります。
そのため、適切な保存方法を知っておくことが重要になります。
CBD製品は、直射日光・熱・空気から遠ざけることで、劣化を防ぐことができます。
特にCBDオイルの保存に最適な場所は、湿度と温度が低い場所、また暗くて密閉されているところです。室内では冷蔵庫での保存がおすすめです。
CBDオイルが黒色や緑色のガラスボトルに入ってる理由は、CBDが直射日光に弱いので遮光するためです。
冷蔵庫で保存したCBDオイルが冷たい時は?
冷蔵庫でCBDオイルを保管した場合、冷たくなってしまい取り出してもすぐに使用できない場合があります。
その時は少しだけ瓶を温めて、オイルが緩むようにしてください。
温めることは製品にとって問題ないので、安心して試してみてください。
CBDオイルはどれくらい長持ちするか
直射日光・熱・空気に気をつけて保存をすれば、CBDオイルは開封後でも1年は持ちます。
適切な保存方法を心がけて、長く使用できるようにしましょう。
また、長期保存したい場合は、冷凍庫で凍らす事も可能です。冷凍保存した場合は解凍する際にゆっくりと温めながら解凍してください。
劣化しているか見分ける方法
CBDオイルは劣化すると、匂いに違和感が生じます。
商品から悪臭がしてきた場合は、劣化している可能性があります。
また、オイルの視覚的な変化でも見分けられることが可能です。劣化してくるとオイルが濁って見えることがあります。
さらに、オイルの質感の変化からも劣化が分かります。
オイルが以前より濃厚に見えたり、粘性がなくなったと感じた場合は、劣化していることがあります。
製品ごとの適切な保存方法
次に、CBDオイルが以外にも他の製品の保存方法をご紹介します。
以下の表を参考にしてください。
製品タイプ | 保存方法 |
---|---|
CBDグミ | 直射日光・高温多湿を避けて冷暗所で保存してください |
CBDキャンディー | 直射日光・高温多湿を避けて冷暗所で保存してください |
CBDバスボム・バスソルト | 直射日光・高温多湿を避けてください |
CBDカプセル | 気密性の高い容器で保管してください |
CBD化粧品 | 涼しいところで保管してください |
CBDプロテイン | 直射日光・高温多湿を避けて冷暗所で保存してください |
CBDの変色について
CBD製品の変色が気になっている方もいると思います。
変色を防ぐには、使用後はしっかり蓋を閉めることを心がけてください。
暑い時期は冷蔵庫で保存するようにしましょう。一方、寒い時期は暗くて涼しい場所に保管してください。
製品の変色が気になった場合は原因を考えてみましょう。以下の原因が考えられます。
- 直射日光や高温多湿の場所などに置いていた
- 品質自体が悪かった
- 賞味期限・消費期限が切れていた
- 時間経過とともに空気に触れることが多くなり酸化した
- 時間経過とともに熱や光により変化した
変色した際の対処法
時間経過とともに空気や熱、光によって変化した場合は、そのまま使用できます。
CBDオイルは天然成分のため、自然に時間の経過とともに変化したり、多少の熱や光、空気によって酸化したりした結果、変色することもあります。
品質の良いCBDオイルを直射日光の当たらない涼しく乾燥した場所に保管し、賞味期限を守っていれば、多少の色の変化があったとしても使用を継続できます。
ピンク色に変色したCBDオイルは使用できるか
ピンク色に変色していても安全ですし、品質や効果には問題ありません。
CBDオイルがピンク色に変色する理由は、MCTオイルの中に入っているポリフェノールオキシダーゼという酵素が太陽や光、酸素に触れて化学反応を起こしているからです。
切ったリンゴが褐色に変化していくのと同じ反応です。
CBD製品を長持ちさせるための購入時の注意点
CBD製品を長持ちさせるためには、高品質のCBD製品を選ぶことがポイントです。
ここでは高品質のCBD製品を見極めるための3つのポイントをご紹介します。
- 超臨界二酸化炭素抽出法
- 第三者機関における検査
- 信頼できる国産メーカー
超臨界二酸化炭素抽出法
品質の良さで見た場合、超臨界二酸化炭素抽出法で抽出されたCBDオイルを選ぶのがオススメです。
他の抽出方法と比べて超臨界二酸化炭素抽出法で抽出すると、不純物が少ない高品質なCBDを抽出できます。
また、製造方法も3種類があり、アイソレート、ブロードスペクトラム製法の製品を選ぶようにしてください。
上記以外のフルスペクトラム製法のCBD製品には、THC(テトラヒドロカンナビノール)という違法成分が含まれるため、大麻取締法で禁止されています。
第三者機関における検査
製品が第三者機関で検査されているかどうかも品質を考えるうえで、重要な判断指標となります。
検査ではカンナビノイドやテルペン、残留溶剤、農薬・重金属や微生物の有無が詳しく調査されます。
先ほどご紹介したTHCの含有なども、この検査によって証明されます。
検査結果である成分分析表を記載しているメーカーであれば、品質が保証されていると判断して良いでしょう。
信頼できる国産メーカー
メーカーのホームページなどの口コミなども重要です。
安価だからと名前も知らない海外の業者から製品を購入すると、粗悪品やTHCが含まれる製品の可能性があります。
信頼できる国産メーカーや小売店から購入することが、高品質で長持ちする製品の使用につながります。
まとめ
今回はCBDの賞味期限や保存方法について解説しました。
CBDは近年とても注目を集めていますが、CBD製品を生活の中に取り入れて、より良い生活にするためには、賞味期限や保存方法も重要です。
ぜひ、ご自身のCBD製品を長く愛用するために、本記事を参考に正しい保存・使用を行なってください。