寝る前のCBD摂取は効果的?睡眠におすすめのCBD製品を紹介
情報過多でストレスの溜まりやすい現代社会において、睡眠の役割はより重要視されています。
しかし、日々忙しく過ごす中で、十分な睡眠時間や質のよい睡眠をとれている人は少ないのではないでしょうか?
睡眠に関する問題は多くの人が抱える現代病ですが、CBDはそのような睡眠の悩みに効果があり、睡眠の質を高めてくれると言われています。
最近では、CBDの睡眠に対する効果が注目されており、就寝前にCBDを摂取するための製品などが販売されています。
そこで今回は、CBDと睡眠の関係について重要なポイントをまとめました。
睡眠に問題を抱えている方がCBDを活用して睡眠の質を改善するきっかけになるように情報をまとめたので、ぜひ最後までご覧ください。
睡眠の現状と睡眠不足の要因
まずは、睡眠に関する現状と睡眠不足の原因を簡単に解説します。
心配事などに関連するストレスは、睡眠障害の大きな要因となっています。
特に新型コロナウイルス感染症によるパンデミックの影響で、ステイホーム期間中のライフスタイルの変化によって睡眠障害を経験した人も多いのではないでしょうか。
例えば、ベッドに入ってからしばらく経っても入眠することができない、時間が過ぎるごとに不安が募ってしまう、などの経験がある方は要注意です。
OECD(世界38の先進国が加盟する経済協力開発機構)の統計によると、日本人の1日あたりの平均睡眠時間は7時間22分ほどで、世界平均の約8時間半を大きく下回っています。
つまり、日本は世界で最下位レベルの睡眠貧者国家であるということです。
実際に、日本人の5人のうち1人は睡眠時に何らかの障害を抱えているとされています。
睡眠に関する問題の原因は上記のようなストレスだけではなく、心身のバランスの乱れや痛みなど要因は様々です。
そのため、不眠症や睡眠障害は、その種類や原因によって治療方法が変わりますが、これらの症状を抱える方の多くに処方されるのが睡眠薬(睡眠導入剤)です。
睡眠導入剤は脳の神経細胞に働きかけることで、興奮を抑えて精神を安定状態にし、脳が眠りやすい状態を作ります。
しかし、睡眠導入剤は副作用があることでも知られています。
例えば、日中眠気が残ったり、頭痛がしたり、ふらつきや転倒の原因になることなどが考えられます。
また、少量では効かなくなって服用量が増え、副作用が強く出てしまったり、睡眠導入剤がないと眠れなくなってしまったりと、耐性や依存性が出やすいリスクもあります。
そのため、睡眠の質に悩む方の間で、できれば薬剤には頼らずに自然な方法で眠りを充実させたいという要望が多く出ています。
このような背景から、睡眠薬を使用しないアプローチの中で、CBDによる睡眠サポートが注目され始めました。
CBDとは
CBD(カンナビジオール)とは、大麻草由来の成分の一つで、摂取することでリラックス効果が得られることから、近年注目を集めている成分です。
おそらく多くの方が大麻草と聞くと、危険な薬物をイメージすると思いますが、CBDは合法で安全な成分です。
CBDは、同じ大麻草から抽出できる違法成分「THC(テトラヒドロカンナビノール)」を含まないものに限り、日本国内でも合法な成分として取り扱われています。
CBD自体には、精神作用や中毒性は一切ないため、安心して使用することができます。
そして、CBDを摂取することで人の身体に良い影響を与えることが期待されます。主には下記のような効果があると言われています。
- 鎮痛効果
- リラックス促進効果
- 気分向上効果
- 身体調整機能をサポート
- 不眠の緩和
また、これらのような効果が期待できる一方で、CBDには大きな副作用がなく、WHO(世界保健機関)はCBDについて以下のような報告をしています。
CBDは非常に安全で、幅広い容量で忍容性が良好である。公衆衛生上の問題も濫用の危険性もない。
※ここで言う「忍容性が良好」とは、「副作用がほとんどない、もしくは非常に軽い」ということを意味しています。
しかし、もちろん副作用が全くないというわけではなく、一部の人でCBDを摂取することで「口の中が乾いた」「強い眠気に襲われた」「立ち眩みなどがする」と言った症状も確認されています。
ECSと睡眠(CBDはどう効くのか)
CBDは、緊張を和らげて精神や体をリラックスさせる効果が期待できると認識できたと思います。
そのため、CBDを摂取することでリラックスして深い眠りに付けるとも言われています。
海外では「CBDを使うことで不眠症・睡眠障害の症状が改善した」という研究結果もあります。
ですが、実際にCBDは人の身体に対してどのように働いているのでしょうか。
人間の体には、ホメオスタシスを司る「エンド・カンナビノイド・システム(ECS)」というマスターコントロールシステムがあります。
これが、人間が生活していく上では欠かすことのできない機能のバランスを整えるといった重要な役割を担っています。
そして、睡眠周期にも深く関わっています。
ホメオスタシスとは「生体恒常性」のことを指し、生物の体内環境を一定の状態に保ち続けようとする能力のことです。
ECSとは、人間が本来持っているホメオスタシスを維持するために、神経伝達物質である体内のカンナビノイドが受容体に作用して細胞に適切な指示を与えるネットワークのようなシステムです。
近年の研究により、外部からの強いストレスや老化に伴ってECSの働きが弱ることがわかっています。
働きが弱るとカンナビノイド欠乏症になり、様々な疾患になることも明らかになりました。
睡眠障害の研究や治療は、睡眠障害がさまざまな慢性疾患の症状として現れることによって、複雑化して困難になっています。
多くの場合、眠りの質が低いことは慢性疾患につながり、慢性疾患には必ずその根底にECSのバランスの乱れや調節異常があります。
CBDを摂取することで、体外から摂取する植物性カンナビノイドによるECSの働きの回復が期待できます。
睡眠を改善したい人におすすめのCBD製品
毎日摂取することで少しずつ改善していくサプリメントと違い、CBDの効果は即効性があります。
そのため、すぐにでも睡眠の質を改善したいという方におすすめです。
商品化されたCBDは、様々な製品タイプがあり、実際に購入する際にどのCBD製品が良いか悩む方も多くいると思います。
そこで次に、CBD製品の中でもオススメの以下の2タイプをご紹介します。
- CBDオイル
- CBDリキッド
CBDオイル
まず1つ目はオイルタイプのCBDです。
睡眠の質向上にCBDを活用する方の多くは、身体をリラックスさせて、睡眠効果を促したいと考えている方が多いと思います。
そんな方には、CBDの体内への吸収率が高く(約13〜50%)、持続時間が長い(約4~8時間)オイルタイプのCBDオイルがオススメです。
CBDオイルの舌下摂取では、効果が15分〜1時間後に発現するため、眠る前でも使用しやすく、初めてCBDを摂取するという方でも比較的気軽に取り入れやすいというメリットもあります。
CBDリキッド
そして2つ目がVAPE(ベイプ)という専用器具で摂取するリキッドタイプのCBDです。
眠る前には、なるべく食べ物を口にしたくないという方は、多いのではないでしょうか?
CBDを含む食品は近年多く流通してきていますが、通常の食品よりも味が良くないが多く、チョコレートやグミなどの甘いものが多いです。
睡眠直前に食べ物を口にすることは、睡眠の質を下げる要因にもなりかねません。
そんな方には、VAPE(電子タバコ)で水蒸気のCBDを摂取するリキッドタイプがおすすめです。
しかし、リキッドタイプのCBDの吸入摂取は、効果が数秒〜10分後に発現するというメリットがある一方で、持続時間が短い(約30分~1時間)と言ったデメリットもあります。
CBD製品は、一人ひとりの体質に合わせて使用する製品なので、睡眠障害に対して使用する場合も例外ではありません。
基本的に重篤な副作用はないとされていますが、個人のカンナビノイドに対する反応度によって摂取すべき適量が異なり、薬やサプリを常用している人は、薬物相互作用なども起こり得ます。
利用に際して不安な方は、かかりつけの医師に相談するようにしてください。
まとめ
今回は、CBDと睡眠の関係について解説しました。
睡眠の質を高めることで、高血圧や糖尿病、動脈硬化といった生活習慣病の予防もできます。
睡眠の質が悪かったり睡眠不足だったりすると、反応が遅れる、認識能力が下がる、食べ過ぎや高脂質・高炭水化物な食事の渇望が高まるとも言われています。
「最近疲れが取れない」「睡眠の質をあげて、活発に活動したい」という方は、ぜひCBDを使った製品を試してみてはいかがでしょうか?
本記事を参考に睡眠改善に最適なCBD製品をぜひ試してみてください。