CBD摂取時の注意点!薬との飲み合わせについて解説

欧米を中心に話題となり、日本でも注目されつつあるCBDは、大麻から抽出される成分です。

大麻に含まれる成分ですが、麻薬的な効果や危険な副作用があるものではなく、基本的には安全な成分です。

ですが、医薬品との併用においては実は注意が必要です。

実はCBDは、ある特定の成分の働きを阻害することが分かっており、相互作用によって予期しない効果が出てしまう可能性があります。

この記事では、CBDと医薬品の飲み合わせや、阻害するメカニズム、CBDの安全性について解説します。

CBD摂取時の注意点

CBDは、運動後の炎症や痛みの現状や不眠症の緩和、不安やストレスの緩和など、健康上の利点が多く注目を集めている成分です。

大麻の成分だからといって人体に害を及ぼすものではなく、安全な成分であることはWHOも認定しています。

しかし、人によっては副作用がでることもあります。

副作用として報告されている症状には、強い眠気、下痢、食欲減退、倦怠感、めまい、口の渇きなどがあります。

必ず副作用がでるわけではなく、副作用の強さも人それぞれなので過度に恐れる必要はありません。

それでも摂取の仕方には、注意を払うと良いでしょう。

効果が出るのに摂取すべき量も人それぞれなので、摂取量は控えめにして、徐々に増やしていくと良いでしょう。

摂取量と効果の強さや効果が出るまでの時間、効果が感じられる時間を記録しておき、あなたにとって適切な摂取量を見極めるようにしましょう。

また、CBDは一部の医薬品の効果を阻害してしまうことが分かっています。

医師から薬の処方を受けて、日常的に服用している人がCBDの摂取を始めようとするとき、またはCBDを既に摂取している人が医薬品の服用をするときは、必ず医師に相談しましょう。

CBD効果の二相性

CBDには二相性の効果があると言われており、注意が必要です。

少量ではマイルドな覚醒効果が現れ、高用量でリラックス効果が現れます。

また、摂取する分量によっては、反対の効果が現れることもあります。

多くの人は、20~30mgの摂取でリラックス効果が現れ、よく眠ることができますが、一部の人は覚醒効果が出てしまい眠れなくなることがあります。

効果が現れるまでの時間も人それぞれ変わってくるため、CBDを初めて摂取する人は、徐々に摂取量を増やすことで、効果が出るまでの時間を記録しておき、ベストの時間に得たい効果が得られるように調整しましょう。

徐々に量を増やすと言っても、同じ量の摂取を一週間程度は続けて経過を見て、量に応じた効果を正確に把握することをオススメします。

CBDと薬の飲み合わせについて

CBDと薬の飲み合わせについて触れる前に、薬の効果が妨げられるとどうなるのか、そのメカニズムも説明しながら解説します。

薬同士や食品との飲み合わせを考えるときに注目するポイントは、その薬や食品の成分がどのような経路をたどって代謝されるのか、という点になります。

薬の効果が妨げられるということは、一方の薬や食品が、他方の薬の成分の代謝を妨げる、あるいは促すということです。

代謝の経路が同じだと、処理しなければならない成分の量が増えることになるので、代謝が追いつかず、必要以上に効果が現れる原因になるかもしれません。

また、薬や食品の成分が代謝に必要な酵素の働きを阻害することで、その酵素が働く経路で代謝する薬の成分は長く体内にとどまり、やはり必要以上に効果が現れる原因になるかもしれません。

CBDが阻害する酵素

CBDにも、飲み合わせに気を付けなければいけない薬がありますが、その理由はCBDが肝臓の酵素シトクロムP450の働きを阻害するためです。

シトクロムP450とは、複数ある酸化還元酵素の総称で、脂溶性の薬物を肝臓で解毒代謝する役割を担っています。

CBDは、このシトクロムP450の一部の働きを阻害します。

CBDによってシトクロムP450の働きが阻害されると、薬の成分が代謝されずに体内に長時間とどまってしまうことになり、薬の効果が普段より長く続いたり、効果が強く出てしまいます。

薬の効果が長く、または強く(あるいはその両方)出るのであれば、それは良いことなのではないかと思う方もいるかもしれませんが、一概に良いとは言い切れません。

副作用がある薬だった場合、その副作用も長く、または強く出てしまう可能性もあります。

シトクロムP450によって代謝される薬はとても多く、全医薬品の半分以上に関わっているとも言われています。

代表的な医薬品としては、ステロイド、ワルファリン、抗ヒスタミン剤(アレルギー反応を抑える薬)、抗うつ薬、抗精神病薬、マクロライド系抗生物質(呼吸器疾患に広く使われる治療薬)などがあります。

実に多くの薬の代謝を阻害してしまう可能性があるので、医薬品とCBDを併用する場合、必ず事前に医師に相談するようにしましょう。

CBDと薬を併用する時の注意点は?

まずは事前に医師に相談し、必ず医師の指示に従うようにしてください。

その上で、指示に従うだけでなく、以下の3点に注意してください。

  1. 少量から試す
  2. 摂取する時間をずらす
  3. 摂取する場面を選ぶ

1. 少量から試す

CBDが代謝に影響を与えない薬との飲み合わせだとしても、飲み合わせによってどのような影響が出るかはわかりません。

思いもよらない副作用が出ないとも言い切れないので、まずはCBDの摂取量を少量から始め、少しずつ摂取する量を増やしていき、体への影響を見極めるようにしましょう。

少しでも違和感を覚えたら、すぐに医師に相談して指示を仰いでください。

2. 摂取する時間をずらす

服用している薬の代謝にかかる時間などによって最適な時間は変わりますが、薬の服用とCBDの摂取の時間を数時間ずらすということも工夫のひとつです。

時間をずらすことで、CBDが薬の代謝に与える影響を少なくすることができるでしょう。

3. 摂取する場面を選ぶ

CBDと薬と併用する場合、どのような相互作用(副作用)が現れるかわからないため、例えば車の運転であったり、機械の操作などをする前にCBDを摂取することは控えたほうが良いでしょう。

また、妊娠、授乳中の方は薬との併用をしなかったとしても、CBDの摂取は控えることをおすすめします。

CBDは基本的に安全ですが、副作用などについてはまだまだ研究途中といった段階で、絶対安全とは言い切れません。

実際に、人によってはCBDの摂取によって、頭痛や眠気などの副作用があったという報告があります。

CBD摂取に関する豆知識

CBDはシトクロムP450の働きを阻害すると説明しましたが、実はグレープフルーツもシトクロムP450の働きを阻害します。

日常的に薬を服用している人の中で、医師からグレープフルーツを食べるときは注意するように言われている人もいるのではないでしょうか。

もしそうであれば、CBDの摂取は控えるべきです。

前提として、医師からはっきりとした指示が得られないうちは、CBDの摂取を控えるべきですが、自分が服用している薬とグレープフルーツとの飲み合わせについて質問してみることで、薬とCBDの飲み合わせに問題があるかどうかについて、間接的に回答を得ることができます。

購入するCBD製品にも注意

CBDの成分自体は、用法や用量を守っている限り安全性は高く、良い効果が得られます。

だからこそ注目を集め、日本国内に流通するCBD製品が増えてきました。

ですが、まだCBDに関する法整備が国内・国外ともに十分整備されているとは言えない状況ということもあり、質の悪いCBD製品が出回ってしまっていることも事実です。

質が悪いCBD製品には、違法成分であるTHC(大麻の精神作用を引き起こす成分)が含まれていたりすることもあります。

また、オイルタイプのCBD製品には、アントラージュ効果(相乗効果)を狙ってCBD以外のカンナビノイドが含まれていることが多く、その製造方法の関係で余計な成分が含まれ、質が低くなってしまっているものもあります。

価格の安いCBD製品には、価格が安いなりのリスクを伴う恐れがあります。

価格が安いということは、製品の安全性や品質をチェックする過程を飛ばしているか、あるいは原料となる麻そのものの品質が悪いという可能性もあるでしょう。

CBD製品を購入する際は、信頼できる製品かどうか注意して、見極めるようにしてください。

まとめ

今回は、CBDを摂取するときの注意点、特に薬と併用する場合の注意点について説明しました。

繰り返しになりますが、CBDそのものは基本的に安全で、正しく摂取すれば体に良い効果をもたらしてくれる成分です。

しかし、まだまだCBDが体に与える効果やそのメカニズムについては研究中でもあるため、思わぬデメリットが出ないとも限りません。

大切なことは、正しい情報・知識を得て正しく使用することです。

そのためにも、医師などの専門家に相談するなど、正しい情報をもとに摂取するようにしてください。

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