CBDワックスの選び方とは?ヴェポライザーの使い方と注意点を解説
情緒が安定しない時やぐっすり眠れない時に、CBD製品を使用する方も増えてきました。
ですが、CBDは様々な種類の製品があり、どの製品が良いのかわからないという方も多くいると思います。
その中でも、ヴェポライザー(専用の電子タバコ)で吸入摂取するCBDワックスは、即効性や吸収率が高く、禁煙目的の方にも人気のCBD製品です。
CBDの効果を強く感じたい方や費用対効果が良い製品を選びたい方には特におすすめです。
そこで今回は、CBD製品を試したことがない方でもわかるように、CBDワックスの効果やヴェポライザーの使い方、CBDワックスの選び方について解説します。
これからCBDワックスを試そうと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
CBDワックスとは?
CBDについて
CBD(カンナビジオール)は、大麻草から抽出できる向精神作用のある成分です。
脳内中枢神経に直接作用するため、リラックスや緊張緩和、不眠症の改善など、様々な効果があります。
CBDは大麻草から抽出しますが、マリファナや麻薬とは違い、中毒性や幻覚原因の高揚効果はなく、日本の大麻取締法でも禁止されていない成分です。
つまり、CBDはリラックス効果があり、日本の違法性がない向精神成分といえます。
CBDワックスについて
CBD製品は、オイルやグミなど様々なタイプがあり、その中でもCBD成分をロウ状やペースト状に加工したCBDワックスも人気の製品です。
CBDワックスは、ヴェポライザーという専用の電子タバコを使用して摂取するため、即効性や吸収率が高く、誰もがはじめやすく人気があります。
しかし、CBDワックスのヴェポライザーは、手入れや摂取中のキック感(のどが詰まるような圧力)を強く感じるため、初めての方は使用方法に少々戸惑うかもしれません。
CBDワックスの摂取に使用するヴェポライザーとは
ヴェポライザーとは、熱でCBDを気化させる吸入器具です。CBD製品の形状に応じて使用するタイプが異なります。
ヴェポライザーのタイプは以下の3つあります。
- リキッド専用タイプ
- ワックス専用タイプ
- リキッドとワックス兼用タイプ
また、デザイン性も豊富で好みや使い勝手によって使い分けることができます。タイプは以下のとおりです。
- ペン型タイプ(べイプ)
- ボックス型タイプ
- POD型タイプ(使い捨てカートリッジ型)
CBDワックスを摂取する場合は、ワックス専用タイプのヴェポライザーが必要です。基本的にはCBDワックスのメーカーが提供するものが最適です。
CBDワックスのメリットとデメリット
様々なCBD製品があるなかで、どの製品が良いか選ぶのは難しく、価格も高いため、全ての製品を試すことも難しいと思います。
そこで次は、他のCBD製品と比較して、CBDワックスのメリットやデメリットをご紹介します。
CBDワックスのメリット
CBDワックスのメリットは以下の3つです。
- フレーバーが豊富
- CBDの中でも濃度が高い
- トータル的に費用が安い
フレーバーが豊富
CBDワックスを使うヴェポライザーには、様々なフレーバーがあり、メーカーによっては10種類近くあるものもあります。
CBDの摂取だけではなく、香りも楽しめてリラックスできるのがCBDワックスのメリットです。
CBDの中でも濃度が高い
CBDワックスは、他の製品に比べてCBD濃度や効果が高いものが多くあります。
例えば、CBD100%のものやフルスペクトラム10gなどがあり、CBDの含有量でいえば、他のCBDリキッドやCBDオイルよりも多くなります。
CBDの効果をより感じたい方には、CBDワックスはオススメです。
トータル的に費用が安い
CBDワックスは、トータル的に考えると他のCBD製品に比べて費用が安くなります。
価格やスペックはメーカーによって違いますが、例えば、ヴェポライザーが5,000円で、仮にCBDワックスが3ヶ月分で9,000円だとすると、1ヶ月あたりの消費が3,000円になります。
一回摂取あたりの金額が100円ほどになるため、経口摂取のグミやオイルと比べても安くなります。
CBDワックスのデメリット
CBDワックスのデメリットは以下の2つです。
- ヴェポライザーの初期費用がかかる
- 国内販売のメーカーが少ない
CBDワックスを購入した後で後悔しないように、事前に理解しておきましょう。
ヴェポライザーの初期費用がかかる
CBDワックスの摂取には、ヴェポライザーが必要です。
CBDを使用するためのトータルコストは安くなりますが、初期費用がかかるため、はじめてCBDを試す方にとってはハードルが高く感じるかもしれません。
そのため、初期費用もあまり掛けたくないと考える方にはオススメできません。
国内販売のメーカーが少ない
CBD製品は日本で購入できますが、まだまだ国内メーカーは多くありません。
そのため製品を購入する場合、選択肢が少なく感じるかもしれません。
海外製のものもネットなどで購入することができますが、粗悪品や国内では違法な成分が含まれているものもあるので、できるだけ日本製かつ成分分析表を公開しているものを選ぶようにしてください。
ヴェポライザーの使い方と手入れ方法
CBDワックスを楽しむうえで、ヴェポライザーは欠かせません。
本来、ヴェポライザーはシャグという紙タバコを楽しむための嗜好品でもありますが、禁煙目的で使われるなど、用途はさまざまです。
性能や構造はメーカーによって異なりますが、基本的にはアトマイザーとバッテリーで構成されており、アトマイザー部分に薬剤をセットしてバッテリー部分で温度調整をしながら、好みのフレーバーや濃度を楽しみます。
ヴェポライザーの使い方
ここからは、手順に沿ってヴェポライザーの使い方をわかりやすく解説します。吸い方の注意点なども合わせて解説します。
- アトマイザーからバッテリーを外して充電する
- バッテリーをアトマイザーに取り付ける
- CBDワックスをアトマイザーにセットする
- 電源ボタンを押して加熱して吸う
1. アトマイザーからバッテリーを外して充電する
ヴェポライザーを購入して初めて使用する場合、充電されていない可能性があるので、まずは専用のUSBを使用してアトマイザーを充電します。
その際、アトマイザーの充電器は、電池の劣化を防ぎ性能を最大化させるため、付属品の充電器を使うように注意してください。
2. バッテリーをアトマイザーに取り付ける
ヴェポライザーのバッテリー充電は、約1〜3時間で完了します。
充電が完了したら、アトマイザーと接続してください。
3. CBDワックスをアトマイザーにセットする
ヴェポライザーのメーカーによって異なりますが、ヴェポライザーは吸入口部分にスプーンのようなヘラが一体になっているものが多くあります。
付属品のヘラを使ってCBDワックスを適量取り、アトマイザー部分にセットします。
4. 電源ボタンを押して加熱して吸う
CBDワックスのセットが完了したら、ヴェポライザー本体についている電源ボタンを押下して、適温になったら気化されたCBDを吸い込みます。
吸い方のコツは以下のとおりです。
- 3〜5秒間ほどかけてゆっくり吸い、ゆっくりすべて吐く
- 吸った際は、肺にためるイメージで数秒間息を止めてみる
CBDワックスは一気に吸うとキック感を感じます。人によっては、むせたり痛みを感じたりするため、ゆっくりと時間をかけて吸うようにしてください。
ヴェポライザーの手入れ方法
ヴェポライザーは熱でワックスを気化するため、定期的なアトマイザー部分の手入れが必要です。
ヴェポライザーの手入れを怠ると故障にも繋がり、新しいものを購入することになります。
そこで次は、ヴェポライザーの手入れ方法と使用する場合の注意点について解説します。
具体的な手入れ方法は、以下の3つです。
- 水谷お湯で洗う
- 超音波洗浄
- エタノール洗い
水やお湯で洗う
最も手軽にできる方法は、水やお湯での手洗いです。洗浄用に購入する道具や液剤はないので、誰でも簡単にできます。
手入れの手順は、次のとおりです。
- バケツや洗面器に水または、ぬるま湯をはる
- アトマイザーをできるところまで分解して洗面器にひたす
- 汚れが特に気になる部分は綿棒などでふき取る
- パーツそれぞれをしっかり天日干しか乾燥させる
特にぬるま湯にすることで、固まったCBDワックスが溶け出すため、さらに洗浄効果が上がるでしょう。
しかし、手入れの頻度や綿棒でさえ取れない汚れなどもあるので注意してください。
超音波洗浄機
超音波洗浄機を使って洗浄する手入れ方法もあります。手順は以下のとおりです。
- 超音波洗浄機に水をはる
- アトマイザーを分解して洗浄機に浸す
- 各パーツをそれぞれ天日干しなどして乾燥させる
基本的にはつけ置き洗いで放置できる点が超音波洗浄機のメリットです。
性能は洗浄機によって異なりますが、音波洗浄なので人の手が届かない細部の汚れも洗浄することができます。
価格も様々ですが、平均して3,000円以内で購入することができるのでとてもオススメです。
エタノール洗い
消毒用エタノールは殺菌効果が高く、ヴェポライザーを清潔に保つことができる洗浄方法です。
他の2つの方法と比較して、より衛生的でキレイに洗浄することができます。
特に吸入口は直接口に触れる部分のため、見た目のキレイさだけではなく、衛生面も気になると思います。
エタノールで洗う場合の手順は、以下のとおりです。
- 洗面器にエタノールと水をはる
- アトマイザーを分解して液剤に浸す
- 各パーツをそれぞれ天日干しなどして乾燥させる
消毒用エタノールはドラッグストアなどで購入できるもので十分です。エタノール濃度によって水の分量を変えて調節してください。
また、水洗いと同じように、細かい汚れが気になる場合は、綿棒やつまようじで細部まで掃除をしましょう。
毎日エタノール洗浄をしなくても、定期的に行うだけで衛生面は保つことができます。
CBDワックスで使い方の注意点
次にCBDワックスの使い方で注意する点を2つ簡単に解説します。
まずCBDワックスはジェル状の固形なので、気温や湿度で質感が変わります。
もし固まった場合は、ぬるま湯で湯せんするなどして溶かしてください。
また保存場所については、高温多湿や直射日光を受ける場所は避けるようにしてください。
次に、ヴェポライザーの性能にもよりますが、加熱温度によってCBDの体感効果が変わります。
CBDが気化する沸点は160〜180度で、燃焼する温度は230〜290度なので、温度設定は195〜225度が最適と言われています。
最適な温度でCBDワックスを加熱するようにしてください。
CBDワックスの選び方
次は、CBDワックスを実際に選ぶ際、どのような項目で選ぶのが良いか、3つのポイントをご紹介します。
- CBDワックスの種類
- CBDワックスの濃度と製造方法
- CBDワックスのフレーバー
CBDワックスを購入する際に参考にしてください。
CBDワックスの種類
CBDワックスには、アトラージュ効果といわれる理論があり、複数の有効成分を同時に摂取すれば、相乗効果によってより高い効果が得られると言われています。
アトラージュ効果の理論のもと、CBDワックスの効果の高さを強い順に大別すると以下のようになります。
高 | フルスペクトラム(THC以外の麻成分すべて) |
中 | ブロードスペクトラム(CBD+若干の麻成分) |
小 | アイソレート(CBDのみ) |
上記表記名はすべてCBD製造方法の名称です。
製品名と合わせて表記されているので、購入の際はフルスペクトラムなのか、アイソレートなのかなど確認してください。
また、CBDは効果が高い方が良いとも言い切れないので、はじめはアイソレートから試してみるのも良いでしょう。
CBDワックスの濃度と製造方法
CBDワックス選びは、濃度と製造方法が重要です。
製品を購入する前に、必ず濃度と製造方法を確認し、安心して使用できるものを選ぶようにしてください。
CBDの効果は、濃度の高さよりも摂取頻度に左右されます。そのため、1日の使用回数を想定して選ぶことをオススメします。
CBDワックスのフレーバー
CBDワックスのフレーバーも豊富な種類があるので、様々なフレーバーを試したり、日によって変えるのも良いでしょう。
ですが、フレーバー自体にCBDの効果はないので、気分や好みで選んでください。
まとめ
本記事では、CBDワックスのメリットとデメリット、使用する際の注意点を解説しました。
CBDワックスの摂取には、ヴェポライザーが必要ですが、即効性が高くて一回摂取あたりの費用も数百円で抑えることができます。
なので、ぜひ本記事のヴェポライザーの使い方や手入れを参考に、CBDワックスを試してみてください。
そして、CBDには向精神作用と深いリラックス効果があるので、あなたの不安状態や疲れている現状も解決してくれることでしょう。
心や体の癒しを求めている方は、本記事を参考に自分にあったCBDワックスとヴェポライザーを選んでみてください。