CBD製品の相場は？値段や商品を選ぶ際のポイントを紹介

CBDとは？効果効能と危険性

CBDとは、美容やリラックスの効果が期待できる大麻に由来する成分です。CBDはネット販売や店舗でも簡単に購入ができ、アイテム数も相当数あります。

ですが、CBDは大麻に含まれ、危険性や違法性は大丈夫なのでしょうか。

まずは、CBDの気になる効果効能や危険性について解説します。

CBD（カンナビジオール）とは？

CBD（カンナビジオール）とは、大麻草から抽出できるカンナビノイドに含まれる成分です。

CBDは深いリラックス効果や抗炎症効果が期待できるため、アロマオイルや化粧品としても使用されています。

そのほか、アメリカではてんかんの治療薬として使用されるなど、医療業界でも注目されている成分です。

CBDは中毒性のない合法性分

先述したカンナビノイドは、「カンナビジオール（CBD）」と「テトラヒドロカンナビノール（THC）」が主成分です。

厚生労働省の大麻取締法によりますと、テトラヒドロカンナビノールが違法とされており、カンナビジオールは合法成分です。

THCが人体に作用する効果は、幻覚症状・依存性など中毒性があることがわかっています。

一方、CBDはTHCのような中毒性はないため、日本の大麻取締法で認められている成分です。

CBDとTHCの主な違いは中毒性の有無です。中毒性のないCBDは安心して使用することができます。

CBDの効果効能

CBDは、今現在も世界で研究が進められている新しい新成分です。

そして以下の症状に効果があると期待されています。

• 不眠症
• 皮膚炎
• アレルギー性皮膚炎も
• アトピー
• やけど

また、睡眠障害については、PTSD（心的外傷後ストレス障害）への効果事例が報告されており、その効果の高さに注目を集めています。

また、CBDの効果効能は、うつ・不眠障害・てんかん・皮膚炎・関節炎・がんなどです。

美容効果や医療効果など、様々な分野で期待されています。

CBD製品の相場と商品選定のチェックポイント

CBDは、ネットや店舗など様々なところで購入できますが、種類もたくさんあるため、どの製品を購入するべきか迷う方も多くいます。

また購入の際、各製品の値段も気になると思います。

以下は、某国産ブランドのCBD価格表（税込）です。参考程度にご確認ください。

形状・濃度	濃度5%	濃度12%	濃度24%
CBDオイル（10ml）	8,900円	17,800円	33,000円
CBDリキッド（10ml）	8,900円	17,800円	33,000円

※その他、クリーム（420mg）で9,800円、入浴剤（5パック）で4,500円など

しかし、製品の質もそれぞれ異なるため、値段だけで購入する商品を判断すると失敗してしまいます。

ここでは、CBD製品を選ぶときにチェックすべきポイントを6つご紹介します。

CBDの値段を選ぶときに確認すべきポイントは以下のとおりです。

• CBDの含有量・濃度の記載
• CBDの第三者機関
• CBDの抽出方法
• THCフリー
• CBDメーカーの口コミ
• CBDの原産国の記載

CBDの含有量・濃度の記載

CBDの値段は、含有量・濃度で大きく変わるため、購入の際はCBDの含有量・濃度を確認しましょう。

楽天サイトなどを見てもわかりますが、当然ながら、CBDの含有量が多くなるにつれて値段が高くなります。

効果も含有量に比例して高くなるため、自分が求める効果に応じて含有量を決めるのもよいでしょう。

また濃度については、一度の使用量を左右するため、使用頻度や使うタイミングまで考えてみると、よりコスパの良い商品を選択することができます。

CBDの第三者機関

CBDは値段とは別に、安心安全なものを選ぶようにしてください。安全性を確認するためにも、第三者機関を確認しましょう。

第三者機関とは、政府または国に代わって商品を公認する機関のことです。その認証効力は高いといえます。

ですので、CBDの購入の際は第三者機関を確認してみてください。

CBDの抽出方法

CBDの抽出方法はいくつかあり、方法次第で品質も大きく変わります。そのため、CBDの抽出方法も確認しましょう。

抽出方法に手間がかからない製品は、値段が安くなりますが、その分効果が感じにく区なります。

もしCBDの高い効果を求めるなら、抽出方法にもこだわってみてください。

THCフリー

値段以外のCBDの選定には、THCの有無も確認する必要があります。

先述したとおり、CBDはカンナビノイドの一種であり、中毒性は一切ありません。しかし、まれに中毒性の高いTHCが検出されるケースもあります。

もし、THC含有であれば国内では違法ですので、刑罰を受ける可能性があります。

そのため、購入の際は念のためTHCフリーの明記があるかも確認しておきましょう。

CBDメーカーの口コミ

CBD製品購入の際は、口コミを確認するようにしてください。特に悪い口コミのチェックが大切です。

単にメーカーのランディングページで口コミを確認しても、良いことしか書いていない可能性があります。そのため、悪い口コミを特にチェックするようにしてください。

また、Googleでの検索やSNSのチェックも重要です。

メーカーの公式SNSアカウントがある場合は、投稿のコメント欄などに口コミがある場合があるので、確認してみてください。

CBDの原産国の記載

CBD選びは、大麻や製造の原産国を確認しましょう。原産国は、公認証や許可証と同じ説得力を持つものです。

CBDを値段以外で選ぶなら、原産国も注目してチェックしてみてください。

また、製造工程や商品管理方法なども併せて確認できると尚良いでしょう。

CBDの値段が高い理由

CBDは高品質だが高い。購入を検討するとほとんどの方がそう思ってしまうのではないでしょうか。

ですが、そもそもCBDはなぜ値段が高いのでしょうか？値段が高い理由もCBDを選ぶ際に知っておくと良いでしょう。

CBDの値段が高い理由は、主に以下4つです。

1. 成分の抽出に手間がかかる
2. 日本産ではなく殆どが輸入品
3. 中間業者が流通している
4. 価格以上に高品質

順に説明します。

1. 成分の抽出に手間がかかる

CBDは成分抽出に手間がかかるため、その分値段が高くなります。

抽出方法は、大きく分けると2つあり、エタノール抽出と超臨界二酸化炭素抽出と呼ばれる手法です。

エタノール抽出は、一般的に安価でできる方法ですが、一方超臨界二酸化炭素抽出は手間と設備投資が大きくかかります。しかし、高濃度なCBD抽出が可能です。

抽出方法に手間がかかることもCBDの値段が高い理由です。

2. 日本産ではなく殆どが輸入品

日本にも大麻農家はありますが、その数は30程度しかいません。そのため、CBDの原料である大麻はほとんどが輸入品です。

そのため、円安が進む昨今では輸入品の価格も上がっています。

そのほかにも輸入品は輸送費や手間など、国内生産の商品よりも様々なコストがかかります。

これらを総合すると、輸入品のCBDは値段が高くなります。

3. 中間業者が流通している

CBD販売の際は、ほとんどが二次流通で、中間業者がいるため値段が高くなります。

わかりやすく説明すると、まず輸入元が原産国から仕入れ、さらに代理店やネット代理店に販売します。その工程を経て最終的に消費者の手にCBDが届きます。

その都度、手数料が上乗せされるため、価格が高くなることは安易に想定できます。

つまりCBDは、中間業者が流通するため、価格が高くなりやすいです。

4. 価格以上に高品質

CBDは高品質なので、値段が高くなって当然かもしれません。

CBDの品質は、ここまで説明してきた工程や認証で約束されています。

効果もさることながら、安全性も考慮されているため値段が高くなります。逆を言えば、CBDは値段以上に高品質といえます。

まとめ

本記事では、CBD製品の相場や購入時に値段以外に確認すべきポイント、値段が高くなる理由などを解説しました。

CBDは自立神経に作用し気を落ち着かせたり、痛みを和らげたりする効果があります。

また、抗炎症効果もあるため、ニキビの防止や美容にも効果あり、幅広い活躍が期待されています。

しかし、大麻の成分一種であるため、なかには違法性や安全性が心配される声も少なくありません。

安全性や効果効能を考え、CBDを購入する際は値段だけではなく、本記事でご紹介したポイントも併せて確認してみてください。

特に以下の3つのポイントはとても重要です。

• 違法性はないか
• 抽出手法の精度は高いか
• 原産国に問題がないか

高い買い物になるので、納得できる商品を選べるように、ぜひ参考にしてみてください。